市民の皆さんに船橋を伝える努力を〜広報活動の改善〜

日本は自由主義の国ですので、知る権利や表現の自由というものが大切にされています。今、地域や社会がどうなっているのか、自治体などの政治や行政が市民にきちんと伝えていくことが重要です。市民のより正確な判断や理解につながることから民主主義の根っこを支えるものです。今回は船橋市役所の広報活動の改善についてレポートします。

船橋への愛着

先日発表された市の市民意識調査によると船橋市に愛着があると答えた市民が8割に上り、年々増加傾向にあります。

『「ここ数年で良くなった市の施策」では「まちの魅力創出」が第三位にランクインするなど、市が力を入れる魅力アピールが高評価された』(千葉日報平成28年3月16日8面)とも言われています。市では、平成26年に民間から広報の専門家を迎え、「広報ふなばし」の改善やこの3月にはホームページを大幅にリニューアルするなど、市のPR強化に努めてきました。

ICTも活用しながら多様な媒体で市のことを伝えていくことはとても大切なことですが、一方で市民意識調査にもあるとおり、市の事業やイベント等の情報の入手方法としては「広報ふなばし」が最も高く7割を越えています。

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10万世帯に届かない広報ふなばし

このように市民の皆さんにとって最も身近な市の情報源である「広報ふなばし」ですが、多くの皆さんのところに届いているのでしょうか。「広報ふなばし」の配布方法は新聞の折り込みが主となっています。しかし、船橋万世帯に対して新聞を取る世帯数は約18万世帯と全体の65%で、年々減少傾向です。新聞を取っていない人も市に申し込みをすれば届きます。あるいは公民館などでも入手が可能ですが、ひと手間が必要です。

新聞購読世帯数

今後も新聞の減少傾向が続くことが予測される中で、配布方法についても工夫をしなければいけないのではないでしょうか。

つまがりの考え「情報が公平に行き渡るように」

広報ふなばしも税によって行われている事業ですから公平性が重要です。新聞を取っている家庭と取っていない家庭で差をつける合理的な理由はありません。

私は配布方法を全戸ポスティングに変えていくべきだと思います。足立区や江東区では既に行われていることです。現在、年間で約5,000万円かけて18万世帯配布にしています。全戸ポスティングに変えた場合、1枚10円で換算すると約7,000万円と約1.4倍の費用増となりますが、新たに10万人(約1.5倍)の市民に届くわけですから効果的な投資だと思います。

新聞が減少していくという社会現象に対して、政策が遅れているだけなのではないでしょうか。事業や制度はできた時から陳腐化します。だからこそ不断の見直しが必要なのです。市では「紙の広報紙が大切な情報源であることは認識している。全戸配布については全国的な調査をし検証していきたい。」とのことですが、見直しに向けた取組みを加速化していただきたいものです。


教えて!つまがりさん!

3月議会で平成28年度の船橋市の予算が決まったそうですが、どんな特徴があるのですか?

広報ふなばし3月1日号でご覧になった方もいらっしゃるかと思います。私なりに印象的だったのが、これまで市としてなかなか踏み出せなかった事業に新たに取り組む姿勢です。

例えば、海老川上流域(東葉高速線の南北の地域)の再開発、飯山満⇔東海神間の新駅誘致、老朽化した医療センターの建替え、海辺を活かしたクルーズ船の実証実験などです。

一方で財政負担も気になるところで、老朽化した公共施設は多大な財政負担となるおそれがあることから、将来を見通す総合管理計画の策定など、行財政改革への取組みもうたわれています。

ただ、船橋は良い時代が長かったことから、議会も市役所も市民も財政規律にはいささか無頓着なところがあります。しっかりと問題提起をしていきたいです。


つまがり事務所リレー日記

障がい者雇用の現場を見て

私は将来教員を目指している学生です。社会のことを幅広く知りたいと思い、つまがりさんの事務所でインターン生(職業体験)をしています。

今回、障がい者雇用を学ぶために茂原にある障がい者が働いている農場に2日間実習に行って来ました。実習に行く前までは、障がい者雇用といっても、低賃金で障がいがある人たちがやりたいようにやっているもの、言われたことだけやっている感じだと思っていました。しかし、農場で共に働くことを通してその考えはすべて覆されました。

農場では障がい者1人1人が1社会人としての働き方を求められます。また農法も障がいのある方々に合わせてハウスで水耕栽培をしています。この事により、野菜に虫がつかないのと、作り終わったあとは根っこを取り除くだけで違う作物を作れる点と、土でないので社員が汚れることが無いという利点があります。

いくつかの教育や福祉の現場に実習・見学したことがありますが、そこまで工夫してやれているところを私は今まで見たことがありません。教員になる上で障がい者教育や福祉がこんなにも進んでいることを知ることができ、とても感謝しています。